IP記憶法に託した思い

IP記憶法に託した思い

「何十万も出して記憶術セミナーを受けたけど、実生活では使えない」
「結局、普通に覚えたほうが簡単なので使っていない」
「セミナーを受けた時はスゴイと思ったけれど、使わないうちに元に戻ってしまった」――そういう話を耳にすることが少なくありません。

記憶法によって人生を大きくステップアップさせた私としてはとても残念な言葉ではありますが、たしかに普通の記憶法をただ一通り学んだだけでは、それを使いこなすのは難しいかもしれません。

実は私自身もそうでした。ただ、せっかくお金と時間をかけてマスターした技術ですから、もっと力をつけたいと思っていた時に「記憶力選手権大会」というイベントがあることを知ったのです。それでちょっと挑戦してみようと思って、軽い気持ちで学び直したというわけです。

ところが学べば学ぶほど記憶法の奥深さ、面白さを知り、深みにはまっていきました。それでとことん極めてみようと思うまでに…。自己流ですがさまざまな記憶法を試すうちに、いくつかの方法を効果的に組み合わせると本当に使えるものになるということが分かってきたのです。
いくつかの道具を使い分けることでより良いものを効率的に仕上げることができるというのは、料理や物作りとも同じです。
そうして数カ月間、自分なりにトレーニングを続けて記憶力選手権に挑戦し、初出場でいきなり優勝することができました。

これは決して私に特別な才能があったからというわけではありません。実際、とくに記憶力が良かったわけでもなく、年齢も44歳になっていました。もちろん努力はしましたが、何よりも練習した方法が良かったからです。
実はその時に取り入れた方法がIP(Image Processing)記憶法の原型になっています。そこにさらに記憶法講師となって教えてきた経験と、脳科学の知識、他の専門家の意見などを加味して築き上げたのが現在のIP記憶法になります。

この、より効率化されたIP記憶法でトレーニングを続ければ、あっというまに私を追い越していく人が出てくるに違いありません。

IP記憶法は、長い歴史の中で効果が実証されているいくつかの記憶法を効果的に組み合わせつつ、さらにそこに私が独自に編み出した単語関連付けのノウハウである「イメージプロセッシング」をプラスして作り上げた記憶法です。情報を効率的に覚えられる記憶法であり、同時に、記憶法の使い方そのものも習得するメタ記憶法であるということもできます。

池田義博

前述したように、このIP記憶法の原型ともいえる方法によって、私は全くの素人から1年もせずに記憶力選手権に挑戦し、初出場でいきなり日本一になりました。それから毎年挑戦を続け、6回連続でチャンピオンになっています。

世界大会にも出場し、日本人初の世界記憶力グランドマスターの称号も獲得しています。

IP記憶法には基本的な技術を習得する「IPスタンダード」と、記憶容量・記憶スピードを別次元へと引き上げる「IPアドバンス」、さらにそうした大会に挑戦する人のための特別プログラムとして「IPアスリート」もあるので、本人のやる気と努力次第で夢は無限に広がります。
もちろん「IPスタンダード」を修了するだけでも、受験や資格試験、ビジネスなどで実際に使える高度な記憶力を獲得することができるはずです。

IP記憶法は、記憶法の訓練を土台として想像力や思考力、集中力など、脳力全般の向上につながるように設計されています。そもそもそうした総合的な脳力がないと記憶力も向上しません。

IP記憶法で向上する主な脳力

本当に実用的であるということを考えると、なにか特定のことができるというより、脳力そのものの基礎力が向上すること、それを維持することのほうが大切です。それこそ本当の意味で「使える脳力」であると、私は考えます。

記憶法を使えば、単語や数字の並びを大量に覚えることができますが――そしてIP記憶法でもその力は高レベルで身に付きますが――それといろいろなものを関連付けて覚えるのはまた別の技術です。たとえば、年号と出来事、人物、そしてその内容…、あるいは人の顔と名前と肩書、各種試験に合格するための過去問題と解答、また企業の財務諸表の項目と数字…etc.
IP記憶法を最後までやり遂げれば、誰でもそうしたことが可能になります。かつて記憶力がそれほどよくなかった私がここまで来られたということが、何よりもその事実を証明しています。

IP記憶法は基本的に楽しみながら続けられるように工夫していますが、脳を強力に鍛えることになるので、途中それなりに険しい上り坂に遭遇することもあるでしょう。そんなときも決して諦めずに、ゆっくりでも、休み休みでも、それぞれのペースでいいので必ず頂上まで登ってください。
そこからは全く違う素晴らしい景色が見えるでしょう。そして自分の脳力の高さに感動するはずです。すでにたくさんの人がその感動を共有しています。私が責任をもって最後まで伴走します。一緒に楽しみましょう。

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